第5回『築上町の『やま』巡りツアー』

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11月19日(土)、京築地域ふるさとガイド養成研修「築上町『うみ、まち、さと、やま』ツアーガイド講座」第5回め、「築上町の『やま』巡りツアー」を開催しました。
前日の予報では、降水確率70%と雨は避けられないと思っていましたが、最後には青空も見え、雨で困ることなく『やま』巡りができました。

今回も案内役は、地元郷土史会(築上町郷土誌会)のみなさん、美夜古郷士史学校事務局長の山内さん。
それに加え、天徳寺ではご住職に、寒田の磨崖仏では、磨崖仏を彫り上げた河野純一郎さんにご案内いただき、各スポットを巡りました。

バスで築城町役場を出発し月光山天徳寺へ向かいました。このお寺は、宇都宮氏の菩提寺で正慶年間(1332年)、宇都宮頼房によって創建されましたが、現在の本堂は、蔵内家住宅立て替え時に出た材木を用いて建てられているとのことでした。
その本堂で、お寺の歴史や宇都宮氏、寺のお宝についてご住職から説明を受けました。お宝の説明では、ご住職が掃除をしていたときに、ぼろぼろの箱を発見し、箱を開けてみると中から6枚の掛軸「十六羅漢絵」が出てきたそうです。掛軸の状態は表装の部分は持つと崩れ落ちるほどでしたが、奇跡的に絵だけは状態がよく残っていたそうです。その掛軸を修復に出し、この度修復が終わり見せていただけるということで別室に移動し拝見しました。
壁一面に飾られた「十六羅漢絵」を見た瞬間歴史の重みを感じました。推測400年程前の江戸時代のものだそうです。

次にこの寺一番の宝、金銅「三足蟇の香炉」(町指定有形文化財)を見学しました。「三足蟇の香炉」は、後冷泉天皇より前九年の役の功労により下賜された寺宝です。香炉と共に後冷泉天皇から宇都宮の姓を賜り、藤原から姓を変えたのだそうです。
また、このお寺の木材は蔵内邸を建替えたときの木材で建てられているため、差し鴨居を梁に使用している関係でお寺には珍しい溝があります。天徳寺に訪れた際にはぜひチャックしてみて下さい。
お宝の数々を拝見した後、境内の宇都宮氏末期の当主である18代長浦公、19代鎮房公、20代朝房公の墓や室町時代に活躍した城井俊房の宝篋印塔、天神山の大しだれ桜を見て次の目的地へ。

県道32号線を天徳寺から牧の原キャンプ場に行く途中に、こんな山中にクルーザー?と思いながら下車。牧野観音橋を渡り山に入ると、向かって右に高さ9.3mもある牧野観音菩薩と左に高さ11.1mの牧野不動明王の「磨崖仏」が現れ、その迫力に圧倒されました。この磨崖仏は、もと鉄工所に勤めていた河野 純一郎氏が1995年から約3年の歳月をかけ一人で彫り上げた作品です。最後に作成者の河野さんと一緒に写真を撮る方や握手を求める方もいらっしゃいました。

昼食は、牧の原キャンプ場でメタセの杜の特注秋満載弁当を頂きました。牧の原キャンプ場は福岡県森林百選にも選ばれる自然豊かなキャンプ場で、紅葉が美しく食後に散歩する方もいらっしゃいました。

午後は、さらに南進し宇都宮氏の隠れ城を目指しました。すると宇都宮一族の碑を目印にバスで移動し、そこから城井川沿いの林道を少し歩くと巨大な「三丁弓の岩」と呼ばれる突起した岩が聳え立っていました。この名前の由来は「ここを攻める者を防ぎとめるのに三丁の弓があれば足りた」と言われたことから名づけられました。水子地蔵を過ぎると、左に「城井ノ上城 登山口」の石碑が現れました。この山道を少し登っていくと天然の岩で出来た「岩の表門」に、本来は岩の下をくぐり抜け、隠れ城、裏門を見ることが出来るのですが、昨夜の雨で通ることが困難なため、今回は表門までで引き返しました。
さらに城井川沿いの林道を少し上流へと進むと、巨木の「他城のイロハモミジ」根幹が岩をわしづかみにし、背後には穏やかな滝が流れるは絶景おすすめスポットです。

再び、県道32号線の山間道路を進み築上町寒田と豊前市求菩提を結ぶ境の次郎坊峠にある次郎坊天狗橋という赤い橋で、芭蕉句碑の説明を聞きました。
帰りに寄った「鬼の雁木の滝」は、水量は天候に左右されるそうですが、前日の雨で水量があり迫力満点でした。天候が心配な一日でしたが雨に困ることなく『やま』巡りツアーを無事終了することができました。

全5回のバスツアー終了しました。いかがだったでしょうか。
次回は、「おもてなし接遇講座」「京築ふるさとガイド認定試験」です。

(平成23年11月24日 文責:上田)


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