第3回『築上町の『まち』巡りツアー』

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9月10日(土)、京築地域 ふるさとガイド養成研修「築上町『うみ、まち、さと、やま』ツアーガイド講座」第3回め、「築上町の『まち』巡りツアー」を開催しました。
前日の天気予報では、雨が心配でしたが、ツアー当日は真夏並みの暑さで『まち』巡りをしました。

今回も、地元郷土史会(築上町郷土誌会)のみなさん、美夜古郷士史学校事務局長の山内さん、NPO法人クリエイティブスローライフ理事長の井下田さんに案内をしてもらい各スポットを巡りました。

午前は、築城地区と安武地区を訪れました。
まず、車中から中津・香春街道のルートや道標を見学し、椎田が交通の要衝だったことを学びながら、築城地区へ向かいました。配布された「築城町誌」の町並みマップを手に、昭和初期までの町の生活を想像しながら町並みを散策しました。昭和初期から戦後にかけて、築城地区の中心には80軒近くの店があり、活気のある賑やかな町だったそうです。

続いて訪れたのは、安武手永大庄屋を中心に栄えた安武地区。
大正末期から昭和初期(昭和10年)の安武地区の町並みは、こちらも現在では想像つかないほどで、わずか、400m余りの道路に大小様々な30余りの商店が建ち並らび、「安武町に行けば何でも要件がかなえられる」という町で、『安武の銀座通り』と呼ばれていたところです。長い石畳が残る安武手永大庄屋屋敷跡、恵比寿神社、恵比寿神社の鳥居横にある1927年に建造された白レンガの消防倉庫、大正ルネサンス様式の残る旧下城井村役場跡地を見学しました。そして、旧白川酒造に立ち寄りました。明治時代の本庄、安武、伝法寺には引札(広告物)が多かったことや、病院2ヶ所、役場、郵便局、農業会(農協)、登記所、福岡銀行、駐在所、酒造場、恵美須神社、九州電力電業所など、主要な建物が多くあったなど、昔の安武の賑わいについて郷土史会の方から教えていただきました。

そんな安武地区を後に、昼食会場のメタセの森へ。
青空のもとテラスで食べる地元の新米で炊いた栗ごはんは、食べるほどに秋を感じることが出来ました。

午後は、今注目の国登録・県指定有形文化財の旧蔵内家住宅へ向かいました。
蔵内邸は、筑豊で炭鉱経営をしていた「蔵内次郎作・保房親子」の住宅で、炭鉱主柱宅として最も古いく明治20年の近代和風建物です。二階屋根の大玄関の格調あるたたずまいに圧倒されながら中に入ると、屋久杉を使用した天井、吹きガラス、壁紙には全国的にも珍しい和紙の金唐皮紙を使用した仏間、竹のデザインをした雨樋など、すべてにおいて贅を極めた空間が広がっていました。春と秋に一般公開されているので、ぜひ一度は訪れてみてください。

旧蔵内家住宅の隣の貴船神社を見た後、県指定無形民俗文化財「赤幡神楽」で知られている赤幡八幡神社へ向かいました。赤幡神楽が豊前の神楽の元祖であることや、神楽の名人と呼ばれていた赤幡の神多太郎衛門が、豊前各地に神楽を指導したことなどを学びました。その後、銅像山の愛称で地域の人に親しまれている征矢野半弥銅像のある鹿ノ戸公園を巡りました。ツアー当日は真夏並みの暑さで汗をかきながらの『まち』巡りツアーでした。

次回は『さと』巡りツアー。
古代の瓦の一大工場であった「船迫窯跡公園」や、本庄の大樟など、築上町の『さと』に点在する名所を訪ねます。

(平成23年9月12日 文責:上田)


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